自動車部品
吸排気系部品
EGRクーラー
EGR cooler
EGRガスを冷却する熱交換器
ポンプ損失と冷却損失を低減することでエンジン効率を改善し、車両の燃費改善に貢献する機能部品。
2009年に当社が世界で初めてガソリンエンジン用高効率EGRクーラーの量産化を実現し、プリウスで採用された。
幅広いバリエーションのインナーフィンや構成材料に対応しており、国内トップシェアを誇る。
※EGR(Exhaust Gas Recirculation)
=排ガスの一部を吸気側へ再循環させる技術
EGRパイプ
EGR pipe
EGRガスを排気側から吸気側へ送る配管
使用環境に応じ、最適なステンレス材を選択・採用。
また、材料に応じた接合方法や加工方法を採用することで品質を確保。
燃料系部品
高圧フューエル
デリバリパイプ
Fuel delivery pipe for high pressure system
高圧燃料をインジェクタに分配するパイプ
直噴用エンジンに用いられ、燃料噴射圧が20MPa以上の高燃圧に対応可能。
トヨタTNGAシリーズでは、世界初となる板金製の高圧フューエルデリバリパイプを開発し、従来比▲15%の軽量化、低コスト化を実現。
当社の設計・評価技術、接合技術を生かし、搭載状況、使用燃圧、使用環境によって、板金タイプ、パイプ・ボスタイプ、高耐食SUS材など様々なニーズに対応。
低圧フューエル
デリバリパイプ
Fuel delivery pipe for low pressure system
低圧燃料をインジェクタに分配するパイプ
ポート噴射エンジンに用いられ、壁面ダンピング機構による燃圧脈動の変動を抑制。
当社のプレス深絞り技術を生かし、インジェクタカップと本体部の一体構造による軽量化、低コストを実現。
お客様のニーズに合わせて複雑なエンジン搭載にも対応し、様々なタイプでの設計提案が可能。
加熱室付フューエル
デリバリパイプ
Fuel delivery pipe with heating room
エタノール燃料を加熱し
インジェクタに分配するパイプ
ブラジルでのエタノール100%燃料に対して使用可能な内面耐食性を確保。
従来のサブタンクを廃止した世界初の板金
プレス製フューエルデリバリパイプで、
日本国内で量産実績があるのは当社のみ。
CAE解析技術により、加熱室内の燃料流れを最適化し、
搭載状況や要求性能などのニーズに合わせ、プレス、鍛造を用いた最適な製品を提案可能。
集合配管
Fuel & Brake tube assy
燃料チューブ・ブレーキチューブ2本・
パージチューブをアッセンブリーした配管
樹脂パージ配管
Resin purge tube
タンク内の揮発燃料をエンジンまで送る
配管
ガソリンタンク内の揮発燃料を大気に開放しないために、エンジンまで戻す配管。
従来の鉄製パイプを樹脂化することで▲88%の軽量化を実現し、燃費向上に貢献。
国内車のパージ配管に樹脂製が採用されたのは当社が初で、RAV4(2018)を皮切りに現在(2022.6)までに、国内外
合わせて計10車種以上に展開。
フューエルクーラー
Fuel cooler
燃料を冷却するアルミ製ろう付け熱交換器
ディーゼル自動車の排ガス規制強化対応のための燃料噴射圧高圧化に伴い、温度上昇した燃料を冷却。
燃料系部品への熱ダメージを防ぐために採用。
電動車部品・その他
アッパーカバー
(インバータ用)
Upper cover
衝突時にPCU(インバータ)内の
電子部品を保護するための
アッパーカバー
コスト低減のため鉄板化され、衝突に耐えうる強度要求を
満たす。
更に、カチオン電着塗装を施すことで、耐食性を向上させ、
並びに高い意匠性を持つ。
2022年に初めて採用。(ノア、ヴォクシー)
プレスから完成品まで一貫生産ラインでの加工により低コストを実現。
インバータブラケット
Inverter bracket for hybrid vehicles
振動低減性能、衝突時の衝撃吸収性能、
ラジオノイズ抑制機能を有するブラケット
PCU(インバータ)を保持し、エンジン及びトランスアクスルからの振動がPCUに伝わるのを防ぎ、ラジオノイズ抑制機能も有する。
プリウス(2015)から採用。
最適形状提案、複雑なブラケット形状を最適工法で提案。
エンジンマウント
ブラケット
Engine mount bracket
エンジン振動をボディーに伝えない役割を
担うエンジンマウントのブラケット(金具)
マルヤス工業としての最初の製品。
ゴムと組み合わせてボディーに組付けられ、エンジンを支持
する。
複雑形状のプレス、溶接、塗装、組付けまで対応可能。
解析技術を用いた最適形状の提案や、各種評価も実施可能。
冷却水・オイル系配管
樹脂製ウォーターパイプ
Resin pipe in the cooling system
軽量化と低コスト化を実現した樹脂配管
従来の鉄系材料に対して▲25%の軽量化、
▲50%の低コスト化を実現。
成形工法として、PITを採用することで、パイプ内面の性状度、肉厚安定性が確保可能。
また材質にはPPSを採用しており、優れた耐熱性や耐加水分解性を有する。
※PIT(Projectile Injection Technology)
=樹脂弾丸アシスト成形
ステンレス製
ウォーターパイプ
Stainless pipe in the cooling system
高強度と高耐食性・高耐熱性を実現した
ステンレス配管
配管に耐食性に優れるステンレスパイプを採用。
各種曲げ、接合、管端加工技術により、複雑な形状にも
対応可能。
接合工法として、溶接とろう付けが選択でき、ろう付けの
場合は全体加熱のため一度に複数個所の接合が可能。
溶接での接合も選択でき、製品形状や生産数に対し柔軟に
対応。
オイルクーラーチューブ
Oil cooler tube
オイルクーラーと
トランスミッションを
つなぐ配管
従来の鉄+表面処理の配管をアルミ化することで、
▲50%の軽量化、▲10%の低コスト化を実現。
配管外表面に犠牲層を設けることで優れた耐食性を有し、配管にブラケットをろう付けすることで、必要な強度を確保。
全体炉中ろう付けのため、一度に複数個所のろう付けが可能で、曲げ形状を含めさまざまな形状に対応可能。
モータークーリングパイプ
Motor cooling pipe
オイルクーラーで冷却されたATFオイルを
トランスアクスルへ送る配管
トランスアクスル内のオイルを冷却するため、トランスアクスルとモータークーラーを繋ぐ配管。
各種継手形状に対応する管端加工が可能。
使用環境に応じた表面処理や曲げ形状にも対応が可能。
オイルデリバリパイプ
Oil delivery pipe
カムシャフトやコンロッド等、
エンジンの主要な摺動部に
潤滑用のオイルを供給するための配管
エンジン内部にて高速で動いている部品に対しオイルを供給
するための配管。
狙った部位にオイルを噴射・供給し、エンジン内部の部品を
保護。